ソシャゲといえば某スクスタとか某スクフェスくらいしかやったことはなく、「どうせ麻枝准の名前を広告に使ってるだけだろ!? その手に乗るか!」と頑なにダウンロードしなかった私も、リリースされてから一週間程度でスマホに入っていました。
最初にお断りしておきます。
『神様になった日』は、きちんと時間を取ってじっくり観ようと思っています。
つまり、ええ、まだ観ていません。
なので、そこのところがミッシングリンクになったまま、これを書いています。
「いやそれ、神様になった日でもあったけど?」というのは知りません。
あと『球詠』も観ていません。
むしろ最近知りました。
OP・ED提供とかうそやん。
あと、公式の情報とかも見ていません。
「いやそれ、公式情報でもう出てたけど?」というのは知りません。
というか追う時間がありません……。
他にもなんか追えていないことも多々あると思います。
『猫狩り族の長』とか。
Key的にはサマポケ以降完全ノータッチじゃん。
それでもじゅうぶん楽しめちゃうのがヘブバンだぜ。
以下、超個人的なおすすめ理由を紹介していきます。
1.麻枝准に溺れる
『ヘブバン』をおすすめする最大の理由、それは麻枝准要素の多さです。
特に楽曲。
なんといっても楽曲。
新規ボーカル曲がめちゃある。
しかも多くは麻枝准×やなぎなぎのタッグ。
このお二方といえば『終わりの惑星のLove Song』を思い出しますが、あのアルバムが好きな方なら「おおっ」と思っていただける曲も多いはず。
今作でもバンド要素は健在。
やなぎなぎ版の「Burn My Universe」とバンド(今回の劇中バンドのShe is Legend)版の「Burn My Soul」は、基本は同じ楽曲なのですが、アレンジと歌詞の差がたまりませんね。
「Universe」の方はBメロが個人的に大好きなのですが、サビのメロディーがなんとなく麻枝節。
なぜか「小説家とパイロットの物語」のサビを思い出させます。
しかもこれらの曲、ただOP・ED・イベント等で流れるだけではありません。
戦闘曲としても使用されます。
麻枝准楽曲(ボーカル曲あり)で
戦闘を行うRPG。
まさに往年の夢が叶ったようなゲームだと思います。
初回のチュートリアル戦闘で「Everlasting Night」が流れたときは鳥肌が立ちましたね……。
ボーカル曲で戦闘とか、もう豪華すぎて……。
でも通常戦闘ではほとんどインスト版なんですけどね……。
戦闘曲のイチオシは「きみの横顔」。
『Angel Beats!』以降のロック路線を継承していつつも、しっかり切ない路線も抑えている。
しかも戦闘曲もこなせる。
うーん、たまらん。
ストーリーでも麻枝節は健在。
というか、本当に昔からの雰囲気そのまま。
勢いと天丼が織りなすギャグに、老害古参はノスタルジックな感傷に浸れること間違いなし。
まあ……新規の方には……好みが分かれるところかもしれません。
感動要素もあります。
冷静に考えればツッコミどころがありつつも、ストーリー×楽曲×イラストの総合演出で感情がねじ伏せられるあの感じ。
まあ……新規の方には……好みが分かれるところかもしれません。
(というか、ソシャゲの性質上、各章・イベントごとにストーリーを区切るためで、やや唐突感というか早足な印象があります)
野球(?)もあるぞ!
合う・合わないは人によって差がありますし、個人的にも感性が死んできた変わってきたのか、いまいち乗り切れない部分もありますが、そこも含めてトータルとして麻枝准を感じられる作品です。
大人になんてならなければよかった……。
2.課金ができる
だって、だーまえのためにお金を使えるんだよ!?
お布施みたいな気持ちでサクッと課金できます。
ソシャゲって、「サ終したら、結局この課金は無駄になるんだよな……」とか考え始めたら、課金なんてできないじゃないですか。
逆です。
サ終させないために課金するんです。
もっとだーまえ曲を聴くため、ちゃんとストーリーを最後まで見届けるため。
どっかのゲーム版みたいに途中でストップしないように、我々の力で支えるのです。
そりゃあもう、「俺が課金してやんよ!」という気持ちで。
課金するのに後ろめたさがない、むしろ麻枝狂信者にとっては大義名分があるのがヘブバンです。
最高かよ。
【ここから人によってはネタバレ。個人的には超重要ポイント】
3.古参ファンにも嬉しいあの曲もある
だーまえの新規曲もいいけど、古参としてはかつてのような路線の曲も聴きたいなぁ……。
そうお思いの方もいらっしゃるでしょう。
安心してください。
あります。
「永遠」です。
えいえんのせかいではありません。
『5 -ファイブ-』のED曲として有名なあの「永遠」です。
「折れない翼」のアレンジ曲の「永遠」です。
え!? 令和に永遠が!?
そうです。
正確な曲名は「Light Years」です。
もうね、この曲を聴くだけでも価値があると言っても過言ではありません。
いや、この曲をゲーム内で聴くには、第三章までをクリアした上で解禁されるイベントのストーリーをクリアしないといけないので、もう結構やり込んでいく必要があるのですが。
しかも第三章はサクッとクリアできない程度の難易度なのですが。
(無駄に前のイベントプリズムバトルでレベル上げしていたので、個人的にはレベル面で苦労しませんでした。「いつ終わるんだよ!?」的苦労はありました。)
あとイベントストーリーは、今までにない表現方法で、なんというかこう、きましたね。
個人的には、涙腺よりも、なんというか、精神的な方向にきました。
あの体験はヤバい。
ヘブバン恐るべし。
ちなみに、第三章のクライマックスでは、インスト版が流れます。
これを聴いた時、時間が止まりましたね……。
話を戻します。
そもそも「永遠」とは?
(ここから超早口。暇な方以外は飛ばして読んでください。)
「折れない翼」については、皆さんよくご存知だと思います。
旧Key公式HPのいちコーナー、「趣味の音楽」のページに投稿されていた、あの超名曲です。
その後、麻枝准オリジナルアルバム(歌:riya)の『Love Song』にてボーカルアレンジ。
世間的にはこのボーカル版が有名かもしれません。
さらに後、Keyと同じビジュアルアーツのブランド・RAMの遺作作品『5 -ファイブ-』のED曲として、まさかのアレンジ曲が登場。
それが「永遠」です。
なお、同作内では「永遠」のインスト版として「幻想風景」という曲も存在しています。
「折れない翼」からのメロディーそのものの良さを存分に味わえる名曲ですので、知らない方はぜひチェックしてみてください。
ちなみにこの『5』の曲は、オリジナルサウンドトラックとなる『yukar 〜ユーカラ〜』に収録されています。
今となっては入手が難しいかもしれません。
(当時もある意味きちんとした製品の入手が難しかった)
こちらには「永遠 -Remix ver-」も収録されているので、永遠ファンは要チェック。
あの切なさは原曲と甲乙つけがたいときがあります。
そもそも、『yukar』(というか『5』)には麻枝准曲が満載。
「have a stroll」とか超好き。
OP曲の「風の理」は、Satsubatsu Kids(麻枝准×ひょん)のアルバム『Hikikomori Songs』にて「Code Blue」としてアレンジされていることでも有名です。
あの曲のイントロを聴いた時の「えっ!? 風の理!?」という衝撃はいまだに忘れられません。
もちろん、今回の「Light Years」を聴いた時の衝撃も忘れられません。
ところで「Light Years」って意味を調べると、とても長い時間……つまり「遥かな年月」…ってコト!?
(ここまで超早口)
よっしゃ、ヘブバンのCD早くポチらねば……あれ、売ってない……曲の配信もしてない……?
え? なんで?
以上、ヘブバンがおすすめな理由をまとめてみました。
途中、おすすめしてるのか何なのか分からなくなってきた場所もありましたが、なんとなく雰囲気が伝われば嬉しいです。
みんなもヘブバン、ゲットだぜ!