○
- Keyスタッフ最初期の作品
- すでにKey作品らしいテーマを感じることができる
- システムが意外と楽しめる
- 若さ故の奇抜な発想にゾクゾクする
- さりげないXP/Vista/7対応版の存在
×
- 内容が完全に18禁
- 古い
- CD版における隠し要素がプレイしたくなる
- 新しめの版の謎アニメーションパートが解せない
正確には
Tactics(当時)の作品ですが、主要開発陣の多くが後にKeyへと移籍することになるので、とりあえず列挙しておきます。(下の『ONE』についても同様)
はっきり言って、おすすめはできません(ぇというのも、
内容がバリバリの18禁だからです。
初めてKey作品に触れようという方には、正直おすすめではない作品ですね(汗
もっとも、今までそっちの畑だった方には……それでもあまりに独特な雰囲気が馴染めないかもしれません。
しかしながら、Key作品の原点のようなものを感じることはできますので、プレイしてみるのも一興かもしれません。
何よりこさn(ry
「最初の作品をやってみたいなー」と思い始めた頃にどうぞ!
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『MOON.』 ――異端にして原点たる“Key作品”○
- 後のKey作品の基本形・基本要素を楽しめる
- あまり長くない
- 攻略が難しくない
- アドベンチャー、あるいは“泣きゲー”の基本形でもある
×
- 古い
- まだ荒削りで、やや物足りないかも
- シナリオ担当の違いによる設定等の差
- そしてハズレらいt(ry
- PC全年齢版がない
- コンシューマ版は(ry
Keyスタッフ初期の作品にして、いわゆる“泣きゲー”の最初期の作品なので、入門としてはいいかもしれません。
あまり長くもないですし、攻略もさほど難しくないので、まずこの種のアドベンチャー形式の基本的なシステム(選択肢による分岐とか)に慣れることもできますし。
また、学園を舞台にした恋愛アドベンチャーゲームというKey作品における基本形と、Key作品らしい構成や要素などが盛り込まれたこの作品は、今後のKey作品の原型とも言える内容になっています。
ただし初期のものなので、今を生きる人にとっては抵抗があるかもしれません。
……まぁ、これはほぼ全てのゲーム(シリーズ)の初期作品に当てはまることですけど(汗
基本的にPC版は年齢制限があることも、ちょっとネックかもしれません。
全年齢対象といえば思い浮かぶのがPS版ですが、こちらは存在がえいえんのせkうわなにをするやm私はプレイしてないのでなんとも言えませんね(キリッ
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『ONE ~輝く季節へ~』 ――正統にして原型たる“Key作品”○
- 後のKey作品の基本形・基本要素を楽しめる
- あまり長くない
- 攻略が難しくない
- PC全年齢版・コンシューマ版がある(以降の作品も基本的に同様)
- 個人的最高個別シナリオの存在
×
- 古い
- まだ荒削りで、やや物足りないかも
- シナリオ担当の違いによる設定・展開の差
さてここからが正真正銘Keyの作品。
こちらも『ONE』とほぼ同様の理由で、入門編としては適しているでしょう。
『Kanon』はその上、PC全年齢版や様々なコンシューマ版の存在、そして何よりとあるお方のシナリオが『ONE』の時より(中略)という利点も挙げられます。
とくにまk(ry
そしてこれまた『ONE』と同様に、古い作品なので抵抗が……という懸念があります。
……先程から「古い」「古い」とおすすめできない理由として連呼していますね(汗
その一方で、古い方が基本的な構成で初心者の方にもおすすめとも言っています。
なら比較的シンプルな古い作品の方がおすすめなのではないか。
そう思う方もいるでしょう。
古い作品の何がネックなのかというと、まぁなんというかその……キャラ紹介でも見てもらえれば分かります、とだけ。
が、しかし。
あえて言いましょう、「やれば慣れる」と!むしろこの頃の作品の方が“らしい”と思えるようになってきます。
そんなものです。
その点さえ気にしなければ、初期の作品は入門編として適した作品だと思います。
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『Kanon』の話をしましょうか○
- 手頃なボリューム
- Key作品的シナリオが発展
- 楽曲の素晴らしさ
- 個人的最高シナリオの存在
×
- やや古い
- 序盤が馴染みにくい
- プレイ後『AIR』が忘れられなくなる
最初にプレイする作品としては、やや難しいかもしれません。
というのも、いわゆる「学園恋愛アドベンチャーゲーム」とはちょっと毛色が違うため。
そこがいい点にもつながってくるんですけど、序盤で「うーん……」となってしまう可能性も大きいです。
序盤の引きが弱めで、物語に引き込まれるまで時間がかかるんですよね(汗
まずは他のKey作品をプレイして、その内容に少しでも触れてからの方がいいかもしれません。
ただし、
個人的に一度プレイすべき作品だと思っているので、2番目くらいにプレイしてみてください。
個人的なおすすめ度と、入門編としてのおすすめ度は、必ずしも一致しないものです。
ちなみにプレイ後は、『AIR』という作品を忘れられなくなるばかりか、心の中の大きな部分を占め、さらにこの作品に関わる楽曲を耳にしただけで涙腺から水分が過剰に分泌されるようになるので注意が必要です。
○
- Key作品としての完成度の高さ
- シナリオ(キャラ)の多さ
- クリア時の達成感(到達感)
×
もはや鉄板とも言える作品。
序盤の楽しさから個別ルートの感動、さらには総合的な完成度まで、全体的にレベルの高い作品ですね。
Keyらしさと入りやすさを兼ね備えているので、個人的には入門編として結構適しているんじゃないかと考えています。
しかし、これが長い。ボリュームもかなり多く、クリアまで時間がかかることが最大の難点。
また、攻略も簡単とは言い切れないとくれば、本当に入門編としておすすめしていいのか疑問に思ってしまうレベルです。
時間と心に余裕があるのであれば、『CLANNAD』からという選択肢は悪くないんですけどね(汗
○
- 短い
- 選択肢システムはない
- 楽曲の素晴らしさ
- ほどよい読後感
- 世界観の広がり
×
作品自体はかなり短く、また、攻略などという要素がそもそも存在しないことから、まず文章を読み進めるタイプのゲーム自体をプレイしたことがない人でもおすすめです。
補間ストーリーである小説版も合わせればボリュームも決して少なくはなく、世界観の広がりを感じることができます。
プレイしている人が少ないので、その布教のためにm(ry
ただし、他のKey作品とはかなり毛色が違うのが最大の難点。
これは『AIR』のそれどころではなく、もはやジャンルが
SFというほどの差。
Key作品に触れて行く途中で出会うのならぜひともおすすめしたいのですが、最初にこれに触れると次以降に逆のギャップを感じてしまうかもしれません。
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『planetarian』はいかがでしょう?○- 手頃なボリューム
- 麻枝節全開なシナリオ
- 楽曲の素晴らしさ
- こだわりのRPGも遊べる
×
- 『CLANNAD』プレイ済みが前提
- 麻枝節全開なシナリオ
- プレイ後何も手につかなくなる
『CLANNAD』のスピンオフ作品(という扱いのように見えて大人の事情から別作品扱いされていたと思ったら普通にスピンオフ作品という扱いになっていた作品)です。
というわけなので、まず『CLANNAD』をプレイしないと色々とついていけない可能性が高く、最初にこれという選択肢はあまり考えない方がいいでしょう。
……が、『CLANNAD』をプレイした後でぜひとも触れて欲しい作品。
そのテーマはまさに「
人生」。
麻枝さん(麻枝 准<まえだ じゅん>:Keyのシナリオライター、作詞・作曲家。多くの作品にてメイン級のシナリオを手がけ、一部楽曲の作曲までこなしている)のシナリオを存分に味わうことができます。
その麻枝さん全開なシナリオが受け入れ難いというマイナスにもつながるわけですが(ぁ
今ならメモリアルエディションもあってプレイしやすいですね!←
○
- とにかく“楽しい”シナリオ
- ミニゲームの存在
- 最大瞬間風速の強さ
- 話題(ネタ)についていけるようになりやすい
×
- 長い
- 攻略・解釈の難しさ
- 従来の“Key作品”とのギャップ
- ヒロインより主人公や野郎どもに惚れてしまう危険性
- 『エクスタシー』の公式紹介ページが紹介になっていない
序盤の賑やかさやミニゲームもあって、全体的に「
楽しい」作品です。
というわけで、入門編としても好感触(だと思われる)なのでおすすめ。
グラフィックやシステム周りもだいぶ新しくなっているので、その意味でも馴染みやすいかもしれません。
ただし、こちらもなかなか厄介な攻略があるため、そこで戸惑う可能性も。
また、全体的な完成度で言えば、ややムラがあると言わざるを得ない部分もマイナスといえばマイナスな点です。
年齢制限を気にしないなら(あるいはそこに何かを求めるなら)『エクスタシー』、全年齢版を求める場合でも無印ではなくPSP版(EXベース+謎豪華フルボイス)やPS2版(EXベース)がおすすめ。
この辺りの違いも少々わかりにくいですね(汗
○
- 若いうちに読みたいシナリオ
- 楽曲の素晴らしさ
- 椎菜の可愛らしさ
- 今ならお安く(ry
×
- 『リトルバスターズ!(EX)』プレイ済みが前提
- 全年齢版・コンシューマ版がない
- クドが好きでないと(ry
キャラゲーのような馴染みやすさと、その外見からは意外に(ぇ)しっかりしたシナリオを兼ね備えているので、その点では入りやすそうな作品ではあります、
ただし、『智代アフター』のように、こちらは『リトバス!』のスピンオフ作品ですので、『リトバス!』をプレイしてないと何が何やらさっぱりという状態。
最初の作品としてはおすすめできませんね(汗
しかも
全年齢版がまだ出ていないので、そこもネックです。
また、完全なキャラゲーではないにしても、『智アフ』よりもヒロインを前面に押し出してきている作品であることは事実なので、そもそもクドが好きでないとモチベーションが(ry
ただし、
音楽と
椎菜は素晴らしいので、一度はプレイしてみるといいかもしれません。
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『クドわふたー』のかんそうだよぉ -椎菜編- ※ネタバレ注意!○
- アニメなので触れやすい
- ボーカル曲の多さ・素晴らしさ
- キャラが多いのでキャラ目当てでも見られる
- 今後ゲーム化の可能性
×
- アニメだけでは理解が難しい
- 麻枝節全開なシナリオ
- キャラが多いのでそもそも覚え切れない
- 入江・関根が不遇
Key作品に分類されるか否か自体で若干の疑問が残るのは置いといて。
アニメなので気軽に見ることができるのはいのですが、その割に
入りにくい作品です。
設定の難解さやキャラクターの多さなど、事前情報をチェックしていることが前提条件としてストーリーが進められているのではないかと思われる節があり、初見で(というのが本来普通ではあるのですが)第1話を見てもさっぱりついていけない……という人も多く出てきそうです。
シナリオ的にも、他のKey作品(とりわけ麻枝さんが担当しているシナリオ)を触れた後でないと、正直よく分からない部分も。
というか、触れていたとしても(ry
とりあえず
ゲーム化も企画されているらしいので、そこでどのくらい補間されるのか、それとも広がりを見せるのか、そして
入江と関根がどの程度挽回できるのかが気になりますね!
まぁ、ゲームではないので特段こちらから何かを攻略することもなく、その意味では純粋にストーリーを楽しめる作品なので、入門編としてはおすすめでもあります。
というか、それなら
各作品のアニメ版も結構おすすめかもしれません。
いえ間違いなくおすすめですね、はい。
出来れば
京アニ版(『
AIR』、『
Kanon』、『
CLANNAD』)をおすすめしたいところですが、東映版(『
Kanon』、劇場版『
AIR』、劇場版『
CLANNAD』)を観てみるのもまた一興でしょう。
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『Angel Beats!』第1話の超個人的“感想” ※ネタバレ注意!まだクリアできていないのでなんとも言えません(ぇー
ただ、あくまでも現状での感想ではありますが、初心者にはあまり向かないかな、と思います。
序盤のシナリオは『リトバス!』……とはまた方向性が違うものの、しかし読んでいて実に面白いです。
しかし、ヒロインによってころころ雰囲気なり設定なり性格が変わる辺りに違和感を覚える可能性が大きく、また理解も難しめだと思います。
発売前から言われていた通り、従来のKey作品とは大きく異なる雰囲気ですね。
あと長い!←
最新の作品ということで、周囲と話を合わせやすい、という利点はあるかもしれません。
しかしシステム面も最新なので比較的性能の良いPCでないとスムーズに動かないという欠点もあります。
なんだか以前にも同じ事を書いたような気もしますが、そんなことを気にしてはいけません。
さて、
先日行った投票では、やはり
『CLANNAD』に票が集まりましたね。
大体予想通りではあります。
それに『Kanon』『AIR』という初期作品が続くも、まあ当然の流れといったところ。
ただ、『リトバス!(EX)』が少なめだったのは、個人的には意外でした。
『リトバス!(EX)』はまだ人気がある作品(っぽい)ですし。
「Key作品らしくない」と思われたためか、初めての作品としてはやや複雑と思われたためか、それとも右上に表示していた投票だと選択肢が途切れてしまって見えなかったからなのか……(最後ェ
それでも続く『クドわふたー』『MOON.』の衝撃には敵いませんが。この投票自体が正式な社会調査としての基礎に根差していない為、その有効性についても甚だ疑問が残ると解釈してしまえばそれまでなのですが、しかし意外です。
今回の投票・記事が、初めてKey作品に触れようとする方にとって少しでもお役に立てれば。
そして、Keyのファンが1人でも増えてくれれば。
そんなことを考えつつ適当なところで締めることにします。
~おまけ~ヒビキのマホウ
○
- 漫画なので触れやすい
- まだストーリーが続いている(完結していない)
- 麻枝さんらしさを感じる物語
×
- 正式な連載再開がいつになるか分からない
- 漫画なのであっという間に読み終わってしまう
原作が麻枝さん(漫画は
依澄れいさん)の漫画作品です。
“Key作品”には分類されない気がしますが、しかしKeyらしさ(の中の麻枝さんらしさ)をお手軽に感じることができる作品なので、読んでみて損はないでしょう。
ジャンルも、学園はあっても恋愛ではなく
ファンタジーな作品なので、恋愛云々がそもそも苦手という方でも大丈夫!(だと思います)
少年(男性主人公)が少女(ヒロイン)と出会って……という枠ですらなく、主人公も少女だったりします。
ちなみに主人公が少女なのはかの『MOON.』も同様ですが、ジャンル自体は180°を通り越して540°ほど違いますのでご注意ください←
この作品の最大の問対点は、まだ完結していないにもかかわらず長期にわたって休載していることでしょうか。
ムリにとは言いませんがそろそろメドが立っていそうな流れもあるので早く連載再開してくださいお願いしますいえムリにとは言いませんg(ry